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相次ぐ地方航空路線の廃止(宮崎ー高知便廃止)

2007/01/08 (月曜日) 01:16  投稿者 :はむ!

2007-1-saab1  2007年を迎え、また新たな気持ちというわけだが、一つ残念なことがある。 それは2007年1月7日をもって、40年以上続いた宮崎ー高知間の航空路線が廃止になることである。以前は宮崎と高知は、 同じ太平洋に面した都市ということで、観光のみならず、産業や文化など盛んな交流がおこなわれていて、花形路線だったようだ。 しかし現在は廃れてしまい、管理人が昨年9月に乗ったときは、休日なのに30数人乗りの小型プロペラ機(SAAB-340B) であっても、ほとんどガラガラ。両手で数えたら指が余るほどしか乗客が乗っていない状態であった。 これでは廃止になるのも無理はない。しかし、これで宮崎から四国に行く便と、高知から南九州に行く便は全くなくなってしまい、 福岡で乗り継ぐか、大阪まで行って戻ってくるという不便なことをしなければならなくなった。宮崎ー高知間の場合、飛行機以外だと、 道路か鉄道と船を何度か乗り継いで、少なくとも10時間はかかる。時間も費用も労力もばかにならず、 これで両都市の交流は閉ざされたといっても過言ではない。直線なら目と鼻の先の距離なのに。

2007-1-saab2 これだけでなく、この2007年中にも多くの地方絡みの路線の撤退が発表・検討されている (宮崎ー関空線もまもなく廃止の予定)。赤字だから仕方ないといわれればそれまでなのだが、 その撤退の仕方があまりにも地元を無視した航空会社だけの都合で決められているような気がしてならない。もちろん、 地元の方も努力をしてこなくて、いざ廃止と言われて慌てて文句を言ってるってこともあるが・・。しかし、 やっぱり 公共の翼なのだから、もう少し廃止による影響も考えて欲しいという気もする。

 とにかく、今後地方同士の行き来は、都会を経由して行われることが中心になるため、地方同士の交流 (人の流れだけでなく物の流れや文化の流れも)はどんどん希薄になっていく。そして、都会には全国のモノや情報が集まるが、 地方はそのおこぼれを受けるだけだ。その方が地方の独自性を出せるということもあるが、そんなのはごく一部しか受け入れられない。 どんどん格差は広がっていくのだ。それが現在の社会なのか・・・。

 世の中には飛行機など必要としない人もたくさんいるので、そんな人には「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く?」 という批判を浴びそうな気もする。でも、北にも南にもいろいろ行かなければならない所がある者にとっては、 このへんは熱く語らないとおさまらない。

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