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きんこん夏休み(「きんこん土佐日記」の村岡マサヒロに会う)

2006/09/17 (日曜日) 19:00  投稿者 :はむ!

実は、先日9月2,3日と密かに高知に行っていた。(密かにと言うのは、プライベートで非公式にという意味だ。) その目的はいろいろあって、それを説明するだけで長くなるのであるが、懐かしの(離れて1年半になるだけだが) 高知にリフレッシュに来たと言っておこう。その中で思いがけなくラッキーな出来事があった。それは前回の当ブログで紹介した「きんこん土佐日記」 の作者村岡マサヒロ先生にお会いすることができたのだ。

高知に行く数日前にたまたま高知新聞のホームページを見ていて「graffiti(グラフィティ)」というギャラリーで 「きんこんなつやすみ」 という村岡マサヒロの個展が開かれるという記事があった。「きんこん土佐日記」のファンである我々としては、グッドタイミングではあるが、 今回の高知行きはそれが目的ではなかったので、もし時間があれば行ってみたいくらいの気持ちであった。しかし、「graffiti」 の近所を通ったので、まあ、覗いてみようか、くらいの気持ちで行ってみた。「graffiti」 は川沿いの倉庫を改造した小さなギャラリーであった。入るのも躊躇したくらいであったが、折角だからと言うことで入ってみた。そして、 そこの一角に「きんこん」のコーナーがあったので入ってみると、「きんこん」の原画や、小学生の時に書いたマンガなどが展示してあり、 「きんこん」の登場人物のおじいさん、おばあさん、たくみの絵の入ったTシャツや絵はがきなどを売っていた。そこで、 部屋の真ん中に絵を描いている兄さんがいた。それがいかにも村岡マサヒロだったのだ。(実は、 高知にいたときにイベントで一度見たことはあるので顔はだいたい覚えていた。)まさか本人がいるとは思わなかったので、驚いた。そして 「村岡先生ですよね?」って声をかけてみた。初めは「誰?」って感じだけど、「一ファンです」って話をすると、快くうなずいてくれた。 その後、さらに厚かましくも写真を撮らせてもらったり、「今は宮崎にいるけど、高知にいたときから『きんこん土佐日記』のファンで、 今も宮崎に新聞や単行本を取り寄せて読んでます。」「今日は宮崎から飛行機に乗ってきました。」などと話をしたりして、 村岡マサヒロさんも遠くから来たことを喜んでくれて、反対に写真を撮られたり、気さくにいろんな話に応じてくれた。 その日は別の場所でのイベントがあったらしく時間が少しずれると会えなかったかもしれなくて、そのあたりもラッキーだ。 イラスト付きのサインも頂いたりして、我々はたいへん感動した。そして、このことは自分のブログに載せたいと言った話をして、 絵はがきを購入し、満足な気持ちでギャラリーをあとにした。

高知県外の人には村岡マサヒロという漫画家はあまり知らないだろうし、人によってはそれがどうしたって感じかも知れない。しかし、 我々にとっては有名人と会ったのと同じくらい非常に嬉しい出来事であった。 実際のところ高知ではサイン会で長蛇の列ができるほどの人気があって、若くて新進気鋭で将来さらに大きく伸びる可能性がある漫画家である。 話をするととても良い人柄で、親近感が沸き、今後はさらに大いに応援していきたいと思った。わが方のAKIEさんにとっても、同じ創作家(? )として勇気をもらった感じで、大変満足した様子だ。

旅に出れば思いがけず良いことがある。(たまには嫌なこともあるかもしれないけど、それは経験の積み重ねというものだ。)そして、 今回のように素敵な出会いもあるかもしれない。それが本サイトの原点であり、また、はむの生き方の原点なのである。 今後もできる限りこんな旅をしていきたい。

写真が村岡マサヒロ先生と、個展「きんこんなつやすみ」の様子です。


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きんこん土佐日記(村岡マサヒロ)

2006/09/11 (月曜日) 23:56  投稿者 :はむ!

我々が高知に住んでいた時の毎日の楽しみの一つは、地元紙高知新聞の夕刊を読むことであった。 読みたいページはもっぱら1カ所、後ろから2ページ目の4コママンガ「きんこん土佐日記」だ。 そもそも地方紙に地方独自の4コマがあるのが珍しい。数々の漫画家を輩出したマンガ王国高知ならではのことである。

丁度はむ!が転勤で高知に来た年の、平成16年4月から高知新聞夕刊で連載が始まった「きんこん土佐日記」 は、いわゆる土佐の「いごっそう」「はちきん」と言われるおじいさんとおばあさん、そして、その孫の幼稚園児「たくみ」を中心に、時事ネタ、 地元ネタ、季節ネタなどをナチュラルな高知弁を交えて楽しく笑わせてくれるほほえましい4コママンガだ。特に、 おじいちゃんおばあちゃんっ子「たくみ」の天真爛漫で素直な振る舞いがとても好感が持てる。ネタの進行も上手で、 だじゃれに走り勝ちな全国紙の4コマあたりより断然おもしろい。この「きんこん土佐日記」の作者、村岡マサヒロは、 お年寄りが主人公という話の内容や、古い高知弁(土佐弁)で書かれていることからしてかなり年配の漫画家と思っていたが、 実は1976年生まれとかなりの若手である。

AKIE女史も高知に来てから「きんこん土佐日記」にはまった。そして、このマンガで土佐弁を覚えた。 高知を離れて宮崎に来た今でも日常会話に「~しゆうね~」「~がやき」などと土佐弁(イントネーションが違うのでエセ土佐弁だけど) が入ってしまっているほどだ。そして夕刊だけ毎週1週間分を高知新聞社から直接送ってもらっている。地元では大変人気があるらしく、 単行本化され、しかもあまりの人気に増刷までされているほどだ。初版の帯にはあの西原理恵子も絶賛と書いてある。我々も早速取り寄せた。 (現在ではアマゾンや楽天などでも買えます。 )なお、高知新聞のホームページでは毎週日曜日更新で、「Web版きんこん土佐日記」 がカラーで掲載されているので、県外の人も楽しめる。

購入はこちら→きんこん土佐日記 (第1巻)  by 【楽天市場】本・雑誌・コミック   

(この話題は次回に続く)

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