今年のGW前半は1日だけ追加で休暇をもらい、3泊4日で北海道旅行へ行ってきた。旅行とはいうものの、もともとAKIEは北海道出身なので帰省を兼ねてである。(例年は混雑するし費用もかかるのでGWは避けるのだけど、今年ははむ!の快気報告などいろいろ用事もあって、早めに決めたのでこの時期になった。)
初めの2日間はAKIE実家のある室蘭で過ごし、残りは足を伸ばして開通間もない道東自動車道を通って帯広まで行った。先にも書いたとおり、今回はこの「足を伸ばして」の部分がメインで、主たる目的は世界で唯一帯広で行われている「ばんえい競馬」を見に行くためであった。
ばんえい競馬とは、1トンを超える大型馬が、数百キロの荷物を載せたソリを途中2カ所の障害を越えながら200mを引っ張るというものである。はむ!は競馬はそこそこやる方で、競馬場には中央、地方といろいろ行っているが、ばんえいを現場で見るのは初めてである。
いつもはスカパー795chやネット中継で見ていて、それでも迫力がある感じだが、実際見てみると、馬も大きいし、砂煙を上げて重い荷物を引っ張って疾走する姿はものすごい迫力だ。あと、この日は連休だったこともあり、家族連れがたくさん来ていて、そのあたりは他の競馬場とは全く違う雰囲気であった。隣接して「とかちむら」という十勝の産地直送の名産品やグルメを楽しめる、道の駅を少し大きくしたような市場があり、こちらの方もにぎわっていた。(というか、「とかちむら」だけが目的の人々も多いようだ。
レースの状況などについては(個人協賛を含む)、別ブログの方に書いているのでそちらを見ていただくとして、連休のうち、2日目の夕方と3日目はまる1日ばんえい観戦。2日目の夜には、帯広の「十勝乃長屋」という屋台通りに行って、ばんえいの山本騎手の奥さんがやっている「駿香」という店に行ったりした。(後述参照)
休暇を取った4日目は然別湖など十勝地方の観光地を少し回ってから、千歳空港から大阪に帰った。はむ!の入院以降は大したところへ行ってなかったので、久しぶりに旅をしたという感じで、その余韻が残っている。4日間を通して好天に恵まれたのも良かった。
我々は、これを機会に、今後もばんえい競馬を応援していくとともに(はむ!は馬券などで・・・)、機会があればまた帯広を訪れたいと思っている。
この迫力は実際に現場で見るのがいちばん。何度も足を止めながら進んでいく。
ばんえい競馬の勝負どころはこの第2障害。ここを上手く越えられるかが勝負の分かれ目である。
越えられなくてリタイアする馬もいる。写真は「ハイカラサン」という昨年度の3歳牝馬チャンピオンの馬であるが、このような馬でもレース展開によってはこういうことになる。それを予想するから競馬が成り立つ。
写真では空いているように見えるが、これでもGWでいつもの倍以上の客の入り。しかし、一度は廃止直前までいっており、その後も状況はあまり変わっていない。今後の存続は多くの人の応援があってこそ。
帯広の夜の名所と言えば屋台村。「十勝乃長屋」という屋台村群も賑わっている。写真の右側の店が「駿香」。女将さんはばんえいのベテラン騎手山本正彦さんの奥さん。気さくな方でした。平日には山本騎手本人もいるらしい。
豚サガリやジンギスカンなどを七輪で炭火焼きにしていただく「駿香セット」。これがとても香ばしく美味しかった。
北海道の景色はだいぶ見慣れているつもりでも、十勝まで行くとさすがに自然はさらに雄大。写真は最終日に行った然別湖。帯広から車で1時間半ほど。5月に入ってようやく湖の氷が解けかけている。
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