はむ!がかつて鉄道好きであったことは、時刻表検定の記事など本ブログでもたまに触れているところであるが、いわゆる「鉄ちゃん」を名乗るほどではない。鉄ちゃんの世界は、全路線を完全制覇したりとか、列車の型番を全部知っていたりとか、部屋中を模型で張り巡らしたりとか、とにかく極めている人のレベルはものすごいのである。自分はそんな人たちの足下には全く及ばない。それでも、一応物好きではあるので、鉄ちゃん軍団ともそれなりの会話はできると思うし、実際語り出したら結構止まらないかも知れない。(本サイトでもそれを時々披露してしまうかもしれないことをご容赦願いたい。)
自分の場合、かなり熱中している時期と、全く冷めている時期が交互に現れる。一番熱中していたのは今から数十年前の子供の頃、さすがにSLはほとんどなくなっていたが(それでも何度かは乗っている)、ブルートレインを始め在来線の特急・急行が花盛りの時代である。そして、どちらかと言うと今は冷めている方の時期だ。なにせ最近は鉄道に乗る機会がめっきり減ってしまったというのがある。本当は不便を承知でも鉄道に乗りたいくらいであるが、時間がないなどの理由で、どうしても自動車や、長距離では飛行機になってしまう。
そんな中、最近の鉄道界は特に大きな新旧交代の波が押し寄せており、少し自分も気持ち的にいてもたってもいられない状況になってきた。特にここ数年の夜行列車の相次ぐ廃止は一つの時代の終わりを感じさせる。先日の「富士」「はやぶさ」の廃止で東京駅発着のブルトレは全廃、その他わずかに残っているものも風前の灯火だ。現存する(正式な意味での)ブルートレインは、「日本海(大阪-青森)」、「北陸(上野-金沢)」、「あけぼの(上野-青森)」の3本のみである。
鉄道による長距離移動が今の時代に合わないのはわかっている。採算が合わないのもわかる。しかしとってもとっても寂しい限りだ。自分が鉄道に乗らなくなったように、社会が鉄道を必要としない時代になってしまっている気がする。本当はこんな時代だからこそ、ゆっくり走る列車で無駄な時間を過ごすなどという心のゆとりが必要なのであるが、それもかなわないのか・・・せめて、今ある列車だけでも残してほしい。乗る機会はなかなかない。でも(自分勝手かもしれないけど、)残っててほしい。残ってたらまたそのうち乗るから。。。後半は感傷的になってしまった。
(なお、ブルトレの写真がないので、トワイライトエクスプレスの写真にいたしました(2004年8月大阪駅にて)。トワイライト・・実は、金沢からAKIE同志の出身地・室蘭まで乗り換えなしで行けるというかなり便利な列車なんだけど、チケットが取れないよ・・)
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