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Hamu's Sidewalk Cafe つれづれ高知・土佐サムネイル日記

サムネイル(その6)

 高知のシャレちゅう喫茶店〜現代企業社ファンのページ〜

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 全国的にはあまり知られていないことですが、高知には独特の喫茶店文化があります。その文化は喫茶店の本場名古屋あたりにも負けていません。本サイトの管理人はむ!とAKIEが高知に住んでいた2004年から2005年の短い間に、この高知の独特の喫茶店文化を発見し、そしてはまりました。まずは、高知の喫茶店の特徴について簡単にまとめてみました。

(高知の喫茶店の特徴)
 1.モーニング(セット)がある。・・・喫茶店のモーニングといえば名古屋がダントツ有名で、あと、大阪など西日本一帯でもしばしば見かけますが、高知の喫茶店も基本はモーニングです。(つまり朝から開いているということ)。しかもその内容は質・量ともにが大変充実しています。そのため朝ご飯はモーニングだという人も多く、喫茶店は朝から盛況です。
 2.店が落ちつく。・・・テーブル・いすが広くとってあったり、天井が高く、他のお客さんの話し声が気にならなかったり、インテリアに凝っていたりと、高知の喫茶店は静かな憩いの場という感じでとても落ち着きます。高知ではスタバのような店は落ち着かないのであまり流行らないようです。
 3.基本的に長時間いても構わない所である。・・・高知の喫茶店はゆったりしている上に長居の客に寛容なので、時間が経つのを忘れてしまいます。というか、すぐに店を出るとかえってきまりが悪い感じです。高知の人にとって喫茶店は社交場でもあり、喫茶店で長々と話し込んでいるグループをよく見かけます。
 4.コーヒーを飲む場所というより食事をする場所。・・・コーヒー・紅茶などのメニューよりも、食事メニューの方が充実しています。店によっては食事を頼まない方が高くつくなどという店も。
 5.お茶が出る!・・・これは高知独特でしょう。食事の時はもちろん、コーヒーだけ頼んだときでも、後でお茶が出ます。それほど「ゆっくりしていってくださいね」ってとこでしょう。

 そして、高知の喫茶店文化を代表するのが「現代企業社」という高知のレストランチェーンです。現代企業社の店舗は高知市内と郊外を中心に存在し、それぞれ店の名前が違い、店ごとに個性あるコンセプトをもっています。各店舗メニューにも工夫が凝らしてあり、客を楽しませます。管理人どもはこの現代企業社の店にずっぽりはまってしまい、特に高知を離れる前の2005年1月〜3月ごろにかけてはほぼ毎週のように現代企業社の店を巡りました。ここでそれらのお店について紹介します。なお、われわれはファンと言うだけで、現代企業社とは何の関係もありませんので念のため(笑)。
なお、メニューの内容・写真は2005年時点のものが中心であり、その後メニューは随時変更されていると思われますのでご注意ください。最新情報・メニュー・場所は、現代企業社ブログhttp://gendaikigyosha.seesaa.net/及び現代企業社の公式HPhttp://www.gendaikigyosha.co.jp/でご確認ください。



レストラン・12か月
南仏プロヴァンスの夕ごはん パイドームのクリームシチュー 食事のあとのデザート 食事の後にはやっぱりお茶
※AKIEとはむ!が現代企業社で、いや高知の中でも特に気に入ったレストランの一つです。「12か月」の店の名は、ピーターメイルの随筆「南仏プロヴァンスの12か月」が元となっており、メニューもプロヴァンス風の料理が中心となっています。しかしフランス料理店のような肩肘張ったものではなく、カジュアルなレストランで喫茶店としても入りやすい雰囲気です。建物は斜面を利用した構造となっており、一見建物が見あたりません。駐車場からは階段を下りて入り口に向かうのもいいですが、横に小さな森のような緑の小道があり、そこを通ると特にメルヘンティックでいい感じです。
 メニューは「12か月スペシャル」「マルシェ」「南仏プロヴァンスの夕ごはん」など、セットメニューが充実しています。(2005年2月限定のスペシャルメニューには高知の素材を生かした「南国土佐のプロヴァンス」というのがありましたが、逃してしまったのが残念。)特におすすめメニューの「パイドームのクリームシチュー」はシチューのボウルをパイでドーム型に包んであって、サクサク感とトロトロ感がマッチしています。面白いのは「プラムスカッシュ」。食事とセットで頼むと180円なのに単品で頼むと650円という落差。トーストやサンドを頼んでも単品より安いと言う不思議。いかに食事をして欲しいかというのがわかります。
 あと、他の高知の喫茶店にも共通していますが、洋食屋なのに食後(コーヒーのみの場合でも)にお茶が出ます。現代企業社の店のお茶は、ほうじ茶と日本茶を合わせた感じで香りがいい感じ。
 なお、最近はメニューが更新され、ビザ・パスタなどのメニューが充実している模様。あと、2005年当時にはなかったモーニングセットができたそうです。あと、「12か月ガーデン」という雑貨屋もできたそうで、次の機会に行ってみたいと思います。
 場所は、市内中心部からやや西へ、電車通り上町2丁目交差点から南へ、土佐道路河ノ瀬町交差点を通って、土佐塾中・高、高知競馬場、高知海岸方面に抜ける山越えの道の途中にあります。


黒猫のマドレーヌ
※レストラン「12か月」から森の小道を歩いて駐車場の方に戻ると、「黒猫のマドレーヌ」というケーキ屋があります。現代企業社の他のほとんどの店頭に置いているケーキはこの店から運ばれるものです。特におすすめのケーキはショコラ系の「サウンドオブミュージック」(「屋根の上のガチョウ」の欄の写真参照)、チーズケーキの「スノーマン」(上の写真)。黒猫のキャラクターが印象的で我々は思わず黒猫のマドレーヌオリジナルのマグカップまで買っちゃいました。(あまり知られてない黒猫のトリビア:1 実は足が長い。2 「ニャロメ」という言葉をしゃべる。)

グレイン
人気のSモーニング くまさんのステーキランチ ここでも食後のお茶
※「黒猫のマドレーヌ」が現代企業社のケーキの元締めとするならば、「グレイン」はパンの元締め。他の現代企業社の店に置いてあるパンは「グレインのパン」です。そしてグレイン自体に喫茶レストランがあり、特に人気のある店となっています。
 モーニングは3種類あり、焼きたてパンが香ばしい。モーニング目当ての客も多く朝から駐車場が満車、店に入るのに30分待ちなんてこともあります。モーニングで列が出来る店も珍しい。パン以外のメニューも充実していて、パスタからステーキまであります。ところで、現代企業社の多くの店で「くまさんランチ」又は「くまさん弁当」などのお子様向け風のメニューがあります。大人が注文してもOK!(但し、帰りにもらえるおもちゃは子供のみ)グレインにもくまさんメニューがあり、写真の「くまさんのステーキランチ」は分量も手頃でいい感じです。場所は、高知駅から東へ大津バイパスを郊外方面に向かい、国分川を超えてさらに行ったところの大津乙という所にあります。但し車がないとチョット無理かも。

メフィストフェレス
モーニング メフィスト弁当 ブランチセット
※市内・高知城から帯屋町商店街に向かう道を路地に少し入った所にある一風変わった壁画彫刻の店構えの喫茶店、それが「メフィストフェレス」です。その意味は「悪魔」、そう悪魔の喫茶店なのです(笑)。あまり怖いので普通の人なら隣に並んだ喫茶店「スプーン」の方に入ってしまうかも知れません。しかしメフィストフェレスは中に入るとかなりゆったり落ちついた雰囲気の喫茶店。BGMはクラシックで、壁の絵がいい感じ。メニューで「コーヒー以外のドリンクは53円増し」だと悪魔がニヤッとささやいている以外は全く怖い感じはありません。
 朝早く(7時)から開店していて、メニューも充実。なんとモーニングは昼3時まで、ブランチセットは夜9時まで。どこがモーニングでどこがブランチだと感じではありますが、こういうのは分量的に手頃で嬉しい限りです。あと、メフィスト弁当なる怪しい名前の和食メニューもあります。
 ここは特にAKIEイチ押しの店で、高知に住んでいた当時は一人で行ってゆっくりティータイムを過ごしたりもしていました。それほどゆったり落ち着ける店なのです。むろん食後にはお茶が出ます。
 ここの2階にはメフィストホールという小さなホールがあって、時々ミニライブなどが開かれたり、月に一度は「うたごえ喫茶」なるものも開かれてたりしています。

ファウスト
※帯屋町筋の一つ南側の少しおしゃれな石畳の通り「おびさんロード」沿いには「ファウスト」という喫茶店があります。前項の「メフィストフェレス」と「ファウスト」と言うとゲーテの戯曲にあった因縁の関係なのだそうだが(管理人はこの話はよく知らないが、さまざまな歌劇や手塚治虫の漫画にもなっていて有名な話だそう。)、高知でも「メフィストフェレス」と「ファウスト」は同じ帯屋町かいわいでお互い牽制し合うように存在します。
 実際「メフィスト・・」とは姉妹店的な関係で、店の雰囲気もよく似ています。特に半地下は、写真のようにカウンターが書斎机のようになっていて、本でも広げてゆっくり勉強でももできそうな落ちついた雰囲気の場所です。もちろん、コーヒーやモーニング、ケーキセット等のメニューは充実してます。
 さらにここの特徴は、オリジナルのクッキーがあること。犬がシンボルマークの「ファウストのクッキー」は現代企業社の他の店でも売っています。
 この店の上階には「ファウストギャラリー」という小さなギャラリーがあって、絵画など様々な個展、グループ展などが開かれています。


風見鶏
風見鶏のモーニング ロールスカフェ
※高知市の北西部、高知北環状道路(イオン高知の前の道)から西へ向かった福井という住宅街中心の地域に「風見鶏」という喫茶レストランがあります。こちらの方は上に挙げた店とは少し趣が異なり、レトロな洋館分の外装、内装・インテリアも昭和の雰囲気が出ており、BGMも叙情歌が中心です。
メニューもレトロな雰囲気を出していて、懐かしいビフテキや一通りの和食メニュー(うどんなどの麺類や夕焼けセット、こやけセット(写真右上)など)がある一方、他の現代企業社の店にあるコーヒー、ケーキ、パン(ケーキは黒猫のマドレーヌ、パンはグレインのパン)なども忘れてはいません。ここでもモーニングがあり、クロワッサンを中心としたメニューのほか、うどんモーニングもあります。
あと、アイスクリームにエスプレッソをぶっかけただけなのに風味のいい「ロールスカフェ」(現代企業社の他の店にもあるが、呼び方が違ったりする。)もイケてます。


穀物学校
  PTAスペシャル弁当 モーニングと出席簿風メニュー
※高知市東部の高知市内から空港に向かう南国バイパス沿いの高須という地区にある古っぽい建物を利用した一風変わったレストラン・喫茶「穀物学校」も現代企業社の店です。実際に昔使われていた校舎の一部を利用しているとのことで、さらには古い勉強道具などがインテリアになっていたりしますが、店内そのものは広くて古い感じがしません。天井が高く騒がしくないので、外観で見る感じよりかなり落ち着けます。
 ここはとにかくメニューがユニークです。「P・T・Aスペシャル弁当」は内容物の頭文字を合わせるとたまたまPTAになったということですが、PRIPRI海老など、いかにもこじつけという感じ(笑)。「二等辺三角形弁当」は、すべての食べ物が三角形にしてあるといういかにも食欲がそそらない?メニュー。さすがにこちらの方はいただきませんでした。
あと、「食べ残した者は隣の小学校のグラウンドをうさぎ跳びで10周のこと」などと書いてあり、お客さんにそんな命令をするなんて・・。それにしてもメニューを見てるだけでも楽しくて時間がつぶせそうです。
 和食メニューが多いものの、喫茶店としてもかなりのもので、グレインのパン、黒猫のマドレーヌのケーキもちゃんとメニューの中にあります。もちろんモーニングもやっていて、前述のグレインからは車で行けばそれほど離れていないので、グレインが満員の時は穀物学校に流れても良いかも。


レストラン高知
バス停「レストラン前」 トイレのユニークな飾り絵 岩石豆腐のステーキ
※現代企業社のレストラン展開のスタートは、今を遡ること昭和40年代前半、高知市から国道33号を松山に向かい西へ20km程行った所の日高村にできた「レストラン高知」から始まったそうです。そして35年たって店はリニューアルされましたが、今もこの場所で現役バリバリ営業しています。
店はゆったり、座敷の大広間もあったりして、昔の雰囲気(筆者は知らないけど)を残したままです。最寄りバス停の名も「レストラン前」。昔は「レストラン」そのものが特別な場所だったのでしょう。そして3C(車、クーラー、カラーテレビ)があこがれだった時代、ドライブでレストラン高知に行くなんてのが当時のヤングにウケてたのかもしれません。
さて、メニューは和洋様々なメニューが揃っており、特にオリジナルの岩石豆腐を使った料理などが美味しいです。食後のデザートには隣の屋根の上のガチョウのケーキも頂くことができます。
ここもモーニングがありますが、ここは和食モーニングです。当然食後のお茶は忘れてはいません。


屋根の上のガチョウ
※日高村「レストラン高知」の直ぐ隣にあるおしゃれなカフェ、それが「屋根の上のガチョウ」です。その名のとおり屋根の上にガチョウが乗っています。店内は少し狭いですが、自然の小川が流れ、野鳥が遊ぶ日高村ののどかな風景を眺めることができ、落ち着きと開放感があります。特にテラス席が明るくておすすめ。こちらのメニューは喫茶中心です。写真のブランチセットなどは皿受けにパンとケーキが乗ってきたりしていい感じ。こういう雰囲気の喫茶店は他ではちょっと真似できないのでは?
 「レストラン高知」で食事をした帰りに寄ってもいいけど、初めからここが目的で来てもいい。ちなみに「屋根の上のガチョウ」はオリジナルのお話で、テーブルにそれの物語が書かれたミニ絵本が置いてあります。


土佐水木
※一方、全くの町中、高知唯一のまともな?デパート「高知大丸」の7階にあるガーデンレストラン「土佐水木」も現代企業社の店です。1フロアをまるまる使っているだけのことはあって広い上に、ガーデンもあってデパートのレストランと思えないほど洗練されています。インテリアはアンティーク調で、このへんは「風見鶏」「穀物学校」あたりとコンセプトが似ているかもしれません。メニューもアラカルトに富んでいて、写真にあるエビフライとコロッケ2個の「1ストライク2ボール定食」や、写真にはありませんが大型和風パフェ「あんみつ姫の大冒険」などネーミングも楽しい。むろん、グレインのパン、黒猫のマドレーヌのケーキは忘れていません。食後のお茶も。ちなみに、夏の夜はビアホールになります。

プチ12か月
※少し大きいデパートなら、たいてい上の方の階に大食堂、そして中程の階には喫茶などがあるものだけど、「高知大丸」には、7階の「土佐水木」のほか、3階の喫茶店も現代企業社の喫茶店が押さえています。その店の名は「プチ12か月」。前述の「レストラン12か月」の姉妹店です(厳密にはここに挙げた喫茶・レストランすべてが姉妹店だけど・・)。デパートの中程の階の喫茶店にしては、店構えがしっかりしており、店内もゆったりして落ち着けます。メニューも普通の喫茶メニューだけでなく、ランチメニューやケーキメニュー(むろん黒猫のマドレーヌのケーキ)なども充実しています。ブランチセットなどに付くスープが密かにこの店のオリジナリティを出していて、いい感じ。

ネレウス
※我々が現代企業社にはまるきっかけとなった店がここ「ネレウス」です。ここで読んだ「現代タイムズ」という広報誌で、それまで所々で見かける少ししゃれた店の多くが実は現代企業社の店であるということを知ったことが始まりです。
「穀物学校」と同じ南国バイパス沿いで南国市内のかなり高知空港寄りの広域農道との交差点に、木々に囲まれ妙に鬱蒼としたたたずまいの建物と、古くさい?絵と少し怖い字体の看板の店があり、一度入ってみたいような、でも入るのには少し勇気がいるような感じです。でもいざ入ってみると落ちついた雰囲気でインテリアも良くゆったりしたレストランです。メニューも和洋中と充実しています。ただ、ギリシャ神話の海神「ネレウス」の店の名にもかかわらず、和食なども出すので「ネレウス御膳」などという妙なネーミングのメニューが存在します。
もちろん喫茶店としても十分落ち着ける店で、モーニングもあるし、写真の入道雲パフェなどのデザート、そして、当然「黒猫のマドレーヌ」のケーキ、「グレイン」のパンもあります。
さらに「ファウスト」のクッキー、くまさんメニュー(なぜかこことレストラン高知だけが「くまさんのJA弁当」という名前になっている。)、食後のお茶と、現代企業社を語るには欠かせないアイテムは全部揃っています。


GENDAI
大人も注文OKのくまさんランチ こちらは焼きそばセット 定番、食後のお茶
※高知市から国道56号線土佐バイパスを南西(土佐市、四万十市方面)へ向かい春野町に入って少し行った所に、これまた現代企業社のレストラン「GENDAI」があります。今(2006年)から25年前に出来た店だそうです。こちらの方は珍しく朝は11時開店でモーニングがなく、純粋なレストランという感じです。しかしファミレスよりもゆったりと広く、高級感を感じます。仕切りがあるので回りのお客さんも気になりません。家族・グループ向けなら座敷の個室も充実しています。
 メニューの方は、和洋中なんでもあり、特に焼きそば(堅焼き)・ラーメンなど中華系のオリジナリティがあるように感じます。もちろん他の現代企業社の店との共通メニューも充実。黒猫のケーキ、グレインのパンもあります。もちろん、くまさんランチ(あくまで「お子様ランチ」ではない・・広報誌現代タイムズの漫画には、子供に交じって大人が恥ずかしそうにくまさんランチを頼むシーンがある。)もあります。


ケーキカフェ・ノエル
ブランチセット ノエルのクッキーなど やっぱり最後はお茶
※「土佐水木」「プチ12か月」のある高知大丸の地下に、我々が高知を離れた2005年以降に誕生した店、それが「ケーキカフェ・ノエル」です。この店が出来たと聞いて、2006年に早速視察に行きました!こちらの方はデパ地下のケーキショップと、それに併設する喫茶コーナーという感じなのですが、そこはさすが現代企業社、インテリアもしっかりしていて、狭いながらも十分落ち着けるようになっています。ケーキは「黒猫のマドレーヌ」とは別のノエルオリジナルとなっており、もちろん持ち帰りも出来るし、喫茶店でケーキセットとして食べて行っても構いません。ただ、ノエルのクッキーというメニューがあり、喫茶店でコーヒーなどと一緒にいただけるのですが、これについては、きっと「ファウストのクッキー」と同一という感じがします。そして、コーヒーを飲んだだけでも、最後はやっぱりお茶が出ます。デパ地下の一角でいくら混んで人が待っていてもお茶は出るのです。これだけは高知のこだわりなのでしょうか。(お茶が出る前に帰っちゃう人たちもたまにいますが、なんだかもったいない感じ。)新しいのに妙に安心感を感じる店です。

ゼウス
※現代企業社で唯一高知県外、愛媛県東予地方の西条市の国道11号線沿いにある店が「ゼウス」です。高知で現代企業社にはまり、いろいろな店舗を行き尽くした人も、「ゼウス」は遠いので、なかなか行けていないでしょう。我々も高知を離れた日にやっとここを最後に訪問して、現代企業社全店舗制覇(当時)となりました。
 しかしながら、高知の現代企業社の喫茶店やレストランを知ってる人には、ここにはがっかりするかもしれません。なぜなら、現代企業社らしくないからです。高知から70km以上離れているため、ケーキもパンも、あの「黒猫のマドレーヌ」や「グレイン」などとは別のものになっています。それがいかにも普通っぽくて個性に欠ける。さらには朝11時開店でモーニングもなければ、食後の楽しみのお茶も出ません。メニューも普通の洋食屋さん。高知を出ればこうも違うのかというくらいです。森に囲まれた雰囲気と、店内がゆったりしていることだけがかろうじて現代企業社らしさを残している程度です。
なお、「ゼウス」とはギリシャ神話の総主神のことです。ちなみに、高知市内(大津パイパス沿い)には「ヘラ」というギリシャ神話でいうゼウスの妻の名前が付いた喫茶レストランがありますが、こちらは「現代観光」という別会社が運営する店となっています。(元々は現代企業社の店だったそうだが、のれん分け(?)により独立した。)


ハバナ(現在は閉店)
※実は現代企業社を語る上でもう一つ抜けている店があります。それが「ハバナ」です。高知市内の高知駅からはりまや橋へ向かう道路沿いの追手筋の入り口(ヴィトンの店の斜め向かいと言った方がわかりやすいかも)にありましたが、丁度我々が高知を離れる2005年3月いっぱいで残念ながら閉店してしまいました。
ここは、1階と2階があって、2階は少し高級な多国籍レストラン、1階はセルフのカフェがありました。(厳密に言えば、我々が初めて現代企業社に行ったのはハバナの2階だった)
特に、1階のカフェはセルフなのにとても落ちついた雰囲気、大きな椅子と、テーブルライト、道路沿いにオープンカフェなどもあって、スタバやドトールなどのなんだか急かされた感じは全くありませんでした。メニューもモーニングにピタパンサンド、ベーグルサンドと、セルフの店とは全く思えない充実しており、パンの味も歯ごたえも良かったです。
しかしながら、そのゆったりさが逆に災いしたのでしょうか。惜しい限りです。
後日、その場所に行ってみると、全国チェーンのカレー屋壱番屋になっており、それがまたとても興ざめに感じてしまい、重ねて残念な感じがします。



以上(つづく・・かも)



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