写真左:ワシントンで最も古いウィラード・インターコンチネンタルホテル。右:スミソニアン博物館の一つ航空宇宙博物館の入口

1 首都ワシントンDCへ
 2001年1月21日定刻午後1時09分発のニューオリンズからワシントンへ向かうこととなった。ところでニューオリンズ・ノアイア空港では,ワシントン行きが1時間遅れることになって,少し時間があって,たまたま無料のインターネット接続サービスがあったので、英語で書いてあったけど、早速試してみた。自分のHPのURLを入力すると,日本語は出ないけれど、ちゃんと表紙は現れたので感激。(この程度のことで感激するもんだ。)あと,実家に国際電話してみると,日本は大雪とのこと。そういえば、この時まで全く日本のことを忘れていたのに気がついた。(笑)
 さて,UA914便で約2時間半のフライト。ユナイテッドも4フライト目なので、だいぶ慣れてきたかな。こちらから声をかけて「セブナップ(7-up)プリーズ」なんて言ってみたりして。まったりハンバーガーもなんとか平気になってきたし・・。
 そして,まだニューオリンズのジャズの印象も抜けきらないまま,今度はあっという間という感じで、午後5時30分ごろ(時差は1時間プラス)ワシントン・ダレス国際空港へ到着した。
 飛行機を降りたのだが,迎えのガイドさんが来ているはずなのに,今回は来ていない。で,手荷物の受け渡しのところで待っているのだろうと,Bugagge Claimの案内に従って進んだのだが,また,この空港がやたら大きくてわかりにくい。メインターミナルに行くには,シャトルに乗って,行かなければならないのだ。そして,10分くらいかけて,やっと手荷物の場所へ。周りを見渡すと結構アジア人が多く,やっぱりニューオリンズとは違う感じがした。そして,やっと中野さんという若い男性のアシスタントが来て,ホテルまでワゴン車で送ってもらった。
 ホテルは中心街から離れているし,疲れているというのもあるので,近くで夕食をとったあと,すぐに寝た。
 ちなみに夕食は,中華料理屋を見つけて,4人でそこに入ることに異議なし。青椒牛肉絲とかフカヒレスープとか今までの旅の中では一番おいしいものであった。メニューも漢字で書いてあるので何とか分かるし。海外旅行で食事に飽きたら中華料理とはよく言ったものだ。

2 ジョージタウン大学訪問
 さて,月曜日。今日は朝からジョージタウン大学の公式訪問で,今回の出張の中でも,一番のメイン。その後,市内を2時間ほどで早まわりというスケジュールだ。さて,ジョージタウン大学では,カレン・フランク(Karen Frank)部長(女性)やアレン・ブラングマン(Alen Brangman部長を始めとする7人の施設担当の職員に出迎えいただき,そこに通訳の大森さんが加わり,早速ミーティング開始。ミーティングの模様は出張レポート参照。向こうからの質問もたくさん出たりして,結構フランクな雰囲気であった。その後のキャンパスツアーでは,職員の方々にいろいろ説明していただいて,授業中の教室や研究室,実験室などを見学。クリントン前大統領がジョージタウン大学の学生だった時代に住んでいたという寮とかも案内していただいた。
 昼は大学内のレストランでみんなで食事。それが,テーブルが2つで,なるべく入り乱れた方が良いだろうということで,日本人は2人ずつ両方のテーブルに別れる。そして,通訳の人はもう一つのテーブルに行ったため,hamuのテーブルはNさんと,3人の大学の人という組み合わせになった。マジっすか?って感じ。しかも向こうから,日本の大学はどうなのかとか,車は持ってるのかとか,飛行機は何時間かかったのかとか,じゃんじゃん英語で質問責めで・・・大変。Nさんは先輩なので,おまえが話せということで,hamuが一生懸命つたない英語で対応。なんか笑っていたので少しは通じたのかな?もう一つのテーブルにいたW団長に「ずいぶん盛り上がっていたな」って言われたけど,「もう,必死だったんですよ〜」。

写真:ジョージタウン大学正面,右側にちらっと見えるのがクリントン前大統領の寮。
なお、おまけのページにミーティングの記念写真があります。

3 スポット・ワシントンDC
 ジョージタウン大学の公式訪問も終わり,記念撮影。これで,3つの公式訪問は終了。ほっとしたところ。ただ,翌日にはニューヨークに行かなければならないので,午後2時過ぎから,ワシントンのスポット名所を車で早まわり,有名なところに寄っては3分間くらい写真をとってまた移動という,ゆっくりワシントンDCを味わっている暇もないほどあわただしかった。
 やっぱりホワイトハウスでしょうという感じで,ますはホワイトハウス。それから,リンカーン記念堂,アーリントン墓地,国会議事堂などを早まわり,ただ見てるだけーって感じ。それでも,感動の景色は一杯あった。
 ちょうどWブッシュ大統領の就任式の2日後で,街はその残骸があちこちあった。
 ところで,リンカーン記念堂の前で,なんか,背の高い黒人が,日本人と一緒に写真を撮りたいと声をかけてきた。気軽に一枚。写真は高級なカメラを持った別の人が撮った。そして,握手して別れた後,その黒人たちはマイクロバスに乗り込む。ガイドさんが,「あれNBAのワシントン・ウィザードの選手ですよ。」って,え〜?もうちょっと早くそれを言ってくれ〜。それならこっちも写真を撮ってもらったのにぃ・・・・。ウィザードは2勝24敗の弱小チームとは言え,マイケルジョーダンがマネージメントしているチーム。そこの現役のNBA選手と一緒に写真を撮るチャンスだったのに,う〜ん惜しいことをした。


1:ホワイトハウス。あまりに有名だけど,この目で見るとやっぱり感動。「ワシントンからhamuがお伝えしました。」って感じ(笑)
2:ホワイトハウスの隣の大統領府 3:連邦商務省 とにかくアメリカの官庁はでかい。
4:ジェファーソン記念館(写真写しただけ) 
5:桜の名所。ワシントンといえば桜というくらい。1912年,日本の東京市の尾崎行雄市長が贈った。春はすごくきれいだろうなぁ。
6:映画フォレストガンフに出てくるこの有名な景色は,リンカーン記念堂の方から写したもの。
       正面は169mのワシントン記念塔,ワシントンDCでは記念塔より高い建物は建ててはいけないそうだ。



10

7:リンカーン記念堂。パルテノン神殿をかたどっている。ここでNBAの選手に声をかけられた。
8:アブラハム・リンカーンの像。かっこいいの一言
9:アーリントン墓地にある,硫黄島記念碑。アメリカのマイナスの歴史といえば,近代戦争の歴史でもある。
10:国会議事堂,まだ,大統領就任式の残骸があちこちに残っている。

4 スミソニアン博物館
 本当にワシントン市内はただ見たというだけで,感動をかみしめている暇もないほどの早まわりであった。そして,最後はスミソニアン博物館へ,スミソニアン博物館というのは,歴史博物館や自然史博物館,国立美術館など,13の博物館の総称をいう。これを全部見て回るのは2週間くらいかかるらしい。そして,その中でも一番ポピュラーな博物館として航空宇宙博物館を1時間ほどで見学した。これがいろんな有名な飛行機とかロケットが展示されていて,また1時間じゃ全然足りないくらい楽しい。ちょっと心残りが多いかもしれない。


1:初めて空を飛んだライト兄弟の飛行機。2:初めて大西洋を渡ったリンドバーグの飛行機 これらは本物で感動ものだ。
軍事関係の展示も多い。3は第2次世界大戦の軍服の展示。左から伊,伊,日,日,独,ソ,米,米だ。
4:湾岸戦争の主役ミサイル・トマホーク。
5:日本のゼロ戦の展示,天井からつり下げられ飛んでいる感じで目の前で見ることができ,迫力ある。
6:太平洋戦争の展示の一部,かなり広い面積をとっている。山本五十六などの説明もある。日本では,このような展示はまずありえないから,貴重だ。


10

7:ハッブル望遠鏡 8:月の石がさわれるようになっている。ガードマン付きだ。
9:アポロ号とソ連のソユーズ号がドッキングするという象徴的な展示だ。
10:月面車。これは,同じ設計図をもとに複製されたものだ。
とにかく本物の展示が多くて感動する。アメリカではどちらかというと子供向けの博物館のようだが,大人でも感動。時間がなかったのが残念。

5 ワシントンを後に
 程なく夜になり,早くもワシントンDCの一日も終わり,夜は今度はイタリアンレストランで食事。だんだんヤワになっていく感じ。しかし相変わらずパスタは山盛り,ピザは大型だったりして。そこはアメリカって感じだ。
 旅も7日目に入ってかなり疲れてきたかな。特に今日は仕事だったというのもあるが,ホテルに戻るとバタンキューって感じで寝た。
 それにしても,ワシントンの時間は短すぎた。仕事だから仕方がないのだろうけど・・・。ここはもう一度プライベートで来たいところ。
 さて,翌日朝,ワシントンユニオン駅からアムトラックに乗って,3時間半,最後の訪問地ニューヨークへ向かった。

写真左:ワシントンユニオン駅,しかし日本の駅とはかなり違う。アムトラックに乗るにも,飛行機に乗るようにゲートやカウンタがあったりする。
写真右:駅のホームと特急アムトラック。ニューヨークまではボルチモア,フィラデルフィアなどに停車する。
    車窓からの景色は雄大だが,看板鉄道の割には,早くないし,あまり乗り心地は良くない・・・。
    ニューヨークの手前でニューアークという駅に停車したりして,駅名案内もなくて,これは初心者にはややこしい。

NYマンハッタン散歩へ

前ページ(ニューオリンズの休日)へ

トップページに戻る